YLE-Sはお子さんに理想的なコースです。パート2:あなたはどのYLEコースですか?
いつもEnglish-Please!へお越しいただきありがとうございます。
今年はYLE-Starterを開始された生徒さんがたくさんいるので、この特徴的で長年人気プログラムを最大限に活用するための背景とアドバイスを、先月に引き続きお伝えしたいと思います。
先週はコースの背景について説明し、YLEのどの部分があなたお子様に最も適しているかを選んでいただく必要性についてお伝えしました。毎週集中的にYLEに向き合う時間がない限り、このコースの宿題のすべてを終わらせるのは非常に困難です。そのため、お子さん一人一人に必要と思われるものを選択していただく必要があります。
しかし、宿題の内容があまりにも多いので、どれにフォーカスしたらいいのかを判断するのがなかなか難しいですよね。各構成要素を取り、それがなぜ存在するのか、そしてなぜそれがあなたのお子さんにとって最適であるのかを説明させていただきたいと思います。今月は宿題の各構成を順番に取り上げ、7月にはクラス内のコンテンツを取り上げる予定です。
見ていただいてわかるように、YLEの宿題にかかる時間は1週間あたり2〜2.5時間です。ほとんどのお子さんはそこまでの時間がとれないと思うので、どのアクティビティに取り組むかは本当に、それぞれのお子さんと、親御さん次第です。
どの生徒さんにも必ず最適なパートがあるようにするため、量が膨大になってしまっています。しかしながら、EPの講師はYLEの宿題の全てを強制する必要がないことは理解しています。ただもちろん、たくさんやればやるだけお子さんのためにはなります。
ぜひお子さんと一緒に、どれくらいできるのか、またはするべきなのかを決めてください。コースのどの部分がご自身のお子さんに一番重要なのか、再度確認してください。全ては、お子さんご自身で英語生み出す能力を付け楽しむためです!
校長、マシューレイノルズ
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アクティビティ名:Today’s words/ Kids Express Yourself! (Activity1とactivity2 – 毎週)
宿題またはクラス内で実施:宿題(ブックレット)+オンライン(ep-kids.com)
推奨時間:15分
目的:P1,2,3のバッジテストの内容の復習、日記コンテンツの作成、クラスの準備、講師をよく知る、英検のスピーキングパートの準備
メモ:
最初の2つのアクティビティは、クラス内で出てきたよくあるQ&Aをおさらいします。多くはPhonics 1,2,3のバッジパックとAnimal Planetでカバーされているので、パターンには馴染みがあるはずです。ご家庭でお子さんと一緒にQ&Aを練習することができます。
先生は毎回、お子さんの回答をチェックして、思い出してもらえるように子どもたちを刺激します。発音や文法のおかしな点についてもフィードバックを行います。日記を書く際には一定のパターンを何度も繰り返して使ってもらって大丈夫です。パターンの多くは英検のスピーキングテストで使われるので、毎週15分程度を費やすのは楽しく、価値があるものです。
楽しく取り組むために:
子どもたちはコンピュータゲームが大好きですよね!オンラインの “Quizlet”フラッシュカードを単語ゲームに変えましょう。
アクティビティ名:My Expornents and Diary(アクティビティ3 – 毎週)
宿題またはクラスで実施:宿題(ブックレット)
推奨時間:10分
目的:日記の正確さ、文法の紹介。
メモ:
このアクティビティを上手に利用するためには、EP-Kidsマイページ下部のダウンロードページで、Cambridge YLE Grammar Guide(Part of Speech/品詞)を是非ダウンロードしていただけたらと思います。 https://ep-kids.com/student_pages/downloads/
このアクティビティは、日記を書く自信がないお子さんを助けるためにとても有効です。ここではお子さんたちに “代替方法”を練習してもらいます。お子さんがしなければならないことは、単語を1つ置き換えるだけで、お子さんご自身のことを書くことができます。保護者様が少しだけ手助けをしていただけば、間違って書くことはなかなかないかと思います。YLEの日記でポイントの高い “正確さ”のスコアにつながります。英語の書き言葉の正確さと言う点で、なぜ文法が重要なのかを説明している、よくできた文法の入門となります。
アクティビティ名:YLE Diary(毎週)
宿題やクラス内で実施:YLE Diary
推奨時間:20分
目的:ライティング、自分で文章を生み出すことを学びます。先生をもっとよく知る。文法を向上させ、仕上がりを改善する。
メモ:
日記を書くことは、3年間のYLEプログラムで一番大変で、同時に最もやりがいのある部分です。そしてコースの主な目的でもあります。 日記が有効活用されていてば、ほとんどの子どもたちが、3年後には自ら文章を書くことができるようになり、一生もののスキルとなります。
正確さのスコア獲得のために日記を書くベストな方法は、アクティビティ3のパターンを使うことです。それができるようになったその後で、ゼロから文章を作り、自身の物語を語り始めます。YLEの初めは、文章はシンプルであることに努め、悩みすぎないようにしてください。
YLE-Sのときは、オリジナリティが低いくて大丈夫です。クラスがSからMに進めば、もっとチャレンジして2節の文章を作ってみたり、YLE-Fでは、例文をなぞるのではなく、実際に言いたいことを書くようにトライしてみてください。日記は実話である必要は全くありません!先生は何が本当で何が本当じゃないのかわかりません。
このアクティビティでは「講師に間違いを訂正される瞬間が何より重要」です。先生から間違いを正してもらうことこそが、お子さんの文法の足りていない隙間を埋めるために本当に重要になります。何度も間違って、何度も訂正されることがYLEの日記を書く過程では重要です。 https://ep-kids.com/student_pages/mydiary/ に日記を書くためのガイドがありますのでそちらも参考にしてみてください。
楽しく取り組むために:
親御さんへ向けて日記を読む – ママとパパはあなたが頑張っている姿を見るのが大好きです。
アクティビティ名:Vocabulary Code Breaker(アクティビティ4 – A週)
宿題またはクラス内で実施:宿題(ブックレット)
推奨時間:12分
目的:語彙を増やし、スペリングを向上させ、ドキュメンタリーの準備をする
メモ:
B週のドキュメンタリー動画に役に立つ、シンプルな単語ゲームです。英語と日本語のマッチング(知らない単語を調べるのに辞書やスマートフォンを使う必要はあるかもしれませんが)それ自体は簡単で、お勉強をしながら隠れている単語を見つけ出す楽しみも兼ね備えています。動画を見るのにとても役立ちますのでぜひトライしてみてください。
アクティビティ名:Documentaryクイズ(A週)
宿題やクラス内で実施:オンライン(ep-kids.com)
推奨時間:20分
目的:語彙を増やし、スペルを改善、ドキュメンタリービデオの準備をする。
メモ:
このクイズでは前述のVocabulary Code Breakerのおさらいができ、さらに単語の発音も確認できます。同じくクイズレットなので、オンラインゲームに変換することができます。
ただし注意点が1つあります。一部のドキュメンタリーにはたくさんの単語が出てきます。 YLEでは、ここにでくる全ての単語を暗記する目的で作られていません。ただ、一度見聞きしている単語だと後に出会ったときになんとなく認識できるものなので、単語の難しさや多さは心配しないでくださいね。
楽しく取り組むために:
お子さんたちはコンピュータゲームが大好きですね!オンラインのクイズレットのモードを変えて、ゲーム感覚で楽しんでいただけます。必要な方は、EP-Kidsマイページ下部より、YLEドキュメンタリー動画の台本をダウンロードして印刷もしていただけます。 https://ep-kids.com/student_pages/downloads/わからない単語に日本語を書き加えるなどしていただけます。
アクティビティ名:ドキュメンタリー動画とドキュメンタリークイズ(アクティビティ5 – A週)
宿題やクラス内で実施:オンライン(ep-kids.com)
推奨時間:30分
目的:語彙を増やし、リスニングや発音を改善し、私たちの周りの世界について学ぶ。
メモ:
クイズと組み合わせることで、動画を楽しんで観ていただけます。要点を理解してドキュメンタリーを最大限に活用するためにも、まずは動画を数回見てから、クイズにトライしましょう。その後、前述のダウンロードページにある台本を確認しながら、もう一度動画を見てみてください。
https://ep-kids.com/student_pages/downloads/そして最後にもう一度、クイズをやってみてください。台本で単語を見ながら動画で発音を確認すると、発音矯正のための素晴らしいトレーニングになります。
楽しく取り組むために:
次のレッスンで質問されるので、ドキュメンタリーの中の話や数に注意して見てみてください。
アクティビティ名:YLE-S Answers to Question(アクティビティ6 – A週)
宿題またはクラス内で実施:宿題(ブックレット)
推奨時間:5分
目的:文法の改善。
メモ:
短いけれども、特にYes/Noクエスチョンの文法向上のために必要なアクティビティです。Phonics 1,2,3のアニマルプラネットでいつも使っていたパターンで、お子さんたちは答えること自体にはよく慣れています。次のステップとして自ら質問ができるようになる必要があります。
楽しく取り組むために:
ドキュメンタリーの内容や数字に「Yes」「No」の質問を当てはめてみてください。
アクティビティ名:Lexis(アクティビティ7 – A週)
宿題またはクラス内で実施:宿題(ブックレット)
推奨時間:15分
目的:語彙力、綴りの向上、フォニックスの見直し。
メモ:
このアクティビティでは、英検やCambridge英検でよく見られる語彙を紹介しています。一般的な単語の綴りには慣れている必要があるので、辞書やスマートフォンを使ったり、1文字ずつ書いてみてそれぞれの単語の綴りをもう一度思い出しておきましょう。
楽しく取り組むために:
クラスルームランゲージを使って家族をテストしちゃいましょう。
アクティビティ名:Phoneme linker + Phoneme focus + KHK Listening Quiz(アクティビティ4&5&6 – B週)
宿題またはクラス内で実施:宿題(ブックレット)
推奨時間:10分
目的:発音とリスニングを改善し、語彙を増やす。
メモ:
EP-KidsのWebサイトには、フォニックスや発音をチェックしていただけるオンラインガイドがあります。 https://ep-kids.com/student_pages/44-phonemes/ここでは全ての英語の音を聞き、音を表すシンボル(/i:/ → eeなど)に慣れることができます。正確に発音ができればできるほど、英語が聞き取りやすくなるので、発音は英語学習において非常に重要なスキルです。発音のレッスンはそれぞれ異なりますが、内容に沿って学習していただけます。
楽しんで取り組むために:
親子でA / Bゲームをしてみましょう!
アクティビティ名:Category Chaos(アクティビティ7 – B週)
宿題またはクラス内で実施:宿題(ブックレット)
推奨時間:10分
目的:文法を改善し、語彙を増やします。
メモ:
有効的に活用するため、ダウンロードページからCambridge YLE Grammar Guide(Parts of Speech/品詞)のダウンロードをお勧めします。 https://ep-kids.com/student_pages/downloads/ どのコースでも文法のポイントの説明があるので、文法用語に慣れるようにしておいてくださいね(例:「単数形」は英語では「Singular」)
他のアクティビティど同様に、解答のガイドはhttps://ep-kids.com/student_pages/yle-marking-guides/ からダウンロードいただけます。ガイドを使いながら、ご自身の答えをチェックしてみてください。もし答えを間違えたら、なぜ間違えたのかを探るようにしてみてください。もしよくわからなければ、お家の方や先生に相談してください。
アクティビティ名:Translation Gap Fill(アクティビティ8 – B週)
宿題またはクラス内で実施:宿題(ブックレット)
推奨時間:10分
目的:文法の改善、語彙の増加、自信の向上
メモ:
お子さんが高校生や大学生になる頃には、学校では常に日本語から英語、英語から日本語に直すよう求められます。最初は難しいと思いますが、これを繰り返すことで自信が養われますし、直近に新しく学んだ語彙の復習にもなります。
こちらも他のアクティビティ同様に、解答のガイドがhttps://ep-kids.com/student_pages/yle-marking-guides/ からダウンロードしていただけます。ガイドでご自身の答えをチェックしてください。あとは同じく、答えを間違えていたら、なぜ間違えたのかを探る、そしてもしよくわからなければ、お家の方や先生に相談してください。